酒粕。
実家から大量に酒粕が送られてきた。
いらない。って言ったのに大量に送られてきた。
母曰く「甘酒が体に良いって聞いたから、うふふ~(*´艸`*)」とのこと。
母よ、最近体に良いって言われてるのはお米を麹で糖化させた甘酒のことだろう?
粕の甘酒のことじゃないと思う・・・
粕の甘酒は日本酒を作った時の残りかすに砂糖を混ぜてお湯でコトコトしたもの。
確かに田舎(青森)では粕の甘酒はポピュラーだけど、アルコールというかお酒臭くて子供のころは苦手だった。
甘酒違いだよ。
と、言おうとしたのを、ぐっと我慢して「ありがとう」とお礼を述べた。
どんな味かちょっと舐めてみた。ペロッ。
ん!以外に美味しい!
酒粕にもいろいろあるんだね。これは美味しい酒粕だ!
ということで消費法を考えた。
味噌のようにねっとりとほのかに甘く香りが良い・・・
粕漬けや粕汁にしたらさぞや美味しいものになるだろうとは思ったけど、
ちょうど犬用のクッキーが切れそうな頃合いだったのでクッキーを作ってみることにした。
美味しいレシピができるといいけど・・・
ではレシピ作成!!
酒粕の分量を決める
今日は小麦粉200g・生卵一個のレシピにしようと思う。
さて酒粕をどのくらい入れてやろうか・・・
酒粕はすでに醸されているのでこれ以上粘りは出ないだろう。
それに香りがとても良いのでできるだけ多めに入れたい。
試しに50g取ってみたけど、酒粕って重いのねぇ。
ほんのちょぴっとしかないので増量。
と思い少し多めに入れてみた。その量は90g
うん。今日はこのくらいで勘弁してやろう。
写真撮り忘れちゃった(;^_^A
ごま油と蜂蜜を加えてみる
そこに蜂蜜を大さじ2とごま油を大さじ2投入。
ごま油と酒粕の香りがなんともたまらない。
クッキーを作る際に僕が心掛けているポイントは、
粉類を入れる前に、油、糖分、水分をしっかり混ぜ綺麗なエマルジョンにすること。
エマルジョンとは水分と油分がちゃんと混ざり合い乳液のような状態になることです。
ちなみにペペロンチーノを作るときにもこのエマルジョンは大事なように思う。
ニンニク・唐辛子オイルとゆで汁がきれいにエマルジョンしないと脂っこいペペロンチーノになってしまいます。
油の入ったフライパンに麺を入れたらゆで汁を少し入れ、ひたすらフライパンを煽る。
そうすると綺麗な白濁のエマルジョンになります。
美味しいペペロンチーノになりますよ。
さてクッキーのほうはと・・・
混ざらない!!!
Σ(゚Д゚)
卵一個入れてみる
酒粕を侮っていた・・・(ヽ´ω`)
このつわものの酒粕の前になすすべもなく、混ぜるのにも疲れてきたのでここで生卵を一個入れてみる。
卵入れたら混ぜやすくなるかな~、と淡い期待を込めて。
生卵一個、投入!
そして混ぜます!!
期待も空しく・・・
混ざらない。
恐るべし酒粕。
酒粕思いのほか強い。
八戸のお米が強いのか、はたまた八戸の菌が強いのか・・・
スーパーで売ってる酒粕だともっと混ぜやすいのだろうか・・・
とかいろいろ考えながら一生懸命混ぜたけど、
やっぱり混ざらない。
ハンドミキサー登場
手も疲れてきたので諦めてハンドミキサー君に登場してもらうことに。
洗い物が面倒なので調理器具は最小限にしたい僕は、ずっとゴムベラ混ぜてた(笑)
やっぱり電化製品でしょ!
ってことで。( ̄∀ ̄*)イヒッ
あっという間にバタークリームのようになりました!
すごいよ!ハンドミキサー君!
完全にとはいかないけれどOKラインです。
酒粕に少しムラがあったほうがアクセントになり美味しいかも。
やっと次の段階に進めます。
ホッε-(´∀`*)ホッ
白ごま入れてみた
混ぜながら考えていたのです、この酒粕とごま油が混ざり合った香りが食欲をそそるな~と。
ならばいっそのこと酒粕ごまクッキーにしよう!と(*´艸`*)
ただし、ごまは犬猫は消化が下手なので通常はそんなに入れません。
入れる場合はすりごまの状態で入れますが、
今回はそのまま使うことにしました。やっぱりアクセントって大事よ。
ああ、いい香り~(笑)
うっとりしながら混ぜましょう!!
小麦粉を用意!
酒粕君は一旦置いといて、粉類の準備です。
小麦粉200g
ペーキングパウダー 大さじ1
を乾いたボールに入れ泡立て器でクルクルします。
ふるいにかけるのが面倒なの。
または、ビニール袋に入れ空気を入れた状態でフリフリします。
ふるいにかけるのが面倒なの。
よく混ぜたら、先ほどの酒粕君たちに投入します。
混ぜる時にも気を付けていることがあります。
ゴムベラで切るように混ぜて下さい。
ぐるぐると練ったり、押しつぶしたりしないよに!!
小麦粉はいじりすぎるとグルテンが生成されてしまいます。
クッキーの場合は固いクッキーになってしまうように思います。
サクッほろっのクッキーに焼き上げるためには、この工程で小麦粉に余計なちょっかい出すのをやめましょう!
かなり粉っぽい。
全然混ざっていませんね。
この状態でOKです。
混ぜたいのをぐっと我慢してくださいね!
これ以上は混ぜない!!!
成形します
今回はアイスボックスクッキーにします。
アイスボックスクッキーとは棒状に冷やして金太郎あめみたく切って焼く作り方です。
一個ずつ型抜きしなくていいので面倒くさがりな僕にはぴったりな作り方です(笑)
ラップに半量並べます。そしてくるくっとして四角い棒状にします。
まだ相当粉っぽい。
四角くするときにも生地に余計なちょっかいを出さないに気を付けましょう。
これを二本作ります。
今回はもう一本は三角にしました。
理由はありませんm(__)m
これをバットに並べ冷蔵庫で30分寝かせます。
まだ少し粉っぽい。
でもこんな感じで大丈夫です。このまま冷蔵庫に30分入れましょう。
冷凍庫に30分入れ、切る!&オーブン余熱開始!
冷蔵庫から取り出します。
ベーキングパウダーの働きで生地が少しふっくらしています。
そして、生地が馴染み粉っぽさが無くなっています。
ここでさらに形を整え、今度は冷凍庫へ。
冷凍庫でしっかり冷えると固くなり切りやすくなります。
↑冷蔵庫から出して再度成形した状態。
もう粉っぽくありません。
今回の分量で20cmくらいの棒が二本出来ます。
今日は四角と三角~(⌒~⌒)ニンマリ
これを冷凍庫へGO!
冷凍庫から取り出し、その間にオーブンを温めます(余熱)
180℃にしました。
そして生地を5mmの厚さに切ります。
一気に切ってください。
それをクッキングシートを敷いた天板に並べます。
そしてそのまま解凍。
オーブンがしっかり温まるまで待ちます。
生地の温度が冷たすぎるとオーブンに入れたときにオーブンの温度が下がってしまいますので気を付けて下さい。
白ごま美味しそう!(⌒~⌒)ニンマリ
焼成!!!
今回は初めてだったので一般的な180℃にしました。
焼成の時間ですが、これは好みによりますがしっかり固くしたいときは時間を長くします。
僕はサクッほろっが好みなので、10~12分。
お菓子作りをしてらっしゃる方なら短いと感じるかもしれませんね。
上段で焼きます。
下段の場合は15分くらいでしょうかね。
焼成が進むと、酒粕とごまのなんとも言えない良い香りが部屋中に漂い始めます。
犬たちもキャオキャオ始めました(笑)
焼成が終わったらオーブンから出して冷ましてください。
オーブンから出した焼き立ての時は少しふにゃっとしてる感じですが、
熱が取れると固く締まります。
焼けました~!!
三角のほうの写真を撮る前にご近所の犬さんたちにおすそ分けしてしまいました。
とっても美味しい和クッキーです。
風味がよいので甘みが無くても美味しいですが、
人間用にはもっと甘みを付けたほうが一般受けする美味しいクッキーになると思います。
その場合は、
蜂蜜を入れず砂糖50g入れる。&ごま油大さじ1増やす。
で試してみてください。
改良点は酒粕の扱いと焼成の温度・時間かなぁ・・・
麹菌が死なないようにとそのまま使用しましたが、どのみち焼成するので初めにお湯で少し緩くしたほうが扱いやすいかも。
焼き時間ですが、温度を170℃に下げてみようかと思います。
オーブンは個々に個性があり、焼き方に癖がありますので、ご家庭のオーブンで一番おいしく焼ける温度・時間を探しましょう。
改良レシピもご報告しますね~(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
今日の材料
酒粕 90g
蜂蜜 大さじ2
ごま油 大さじ2
生卵 一個
小麦粉 200g
ペーキングパウダー 大さじ1
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